渡鬼に終止符を打った石井ふく子Pの英断

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TBS『橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり』の作者・橋田壽賀子さんが令和3年4月に逝去されて終われたことにともなって。令和3年の渡鬼スペシャルが実現するのか?日本中の数多の民がさりげなく心の片隅で注目の様相を呈していましたが。

ついに、あの石井ふく子プロデューサーが!

現代ビジネスの記事を通じて、TBS『橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり』の打ち切りを明らかにしました。

独占告白!『渡る世間は鬼ばかり』プロデューサーが選んだ幕引き「もう終わりにします」(高堀 冬彦) @gendai_biz
石井ふく子さん(94)がプロデュースし、4月に逝去した橋田壽賀子さん(享年95)が脚本を書いてきた『渡る世間は鬼ばかり(以下『渡鬼』)』(TBS)が、放送開始から約30年で終了することが分かった。石井さんが取材に対し、明らかにした。

この一報を目の当たりにした時、ふと玉音放送が脳内を流れたような境地に至る。

 

そして鬼が終った

 

兎に角、石井ふく子Pの英断に対して敬意を表する意味でも。

渡鬼の打ち切りに関して、あれこれと随想したいと思います。

 

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お終いの美学

現代ビジネスの記事によって、石井ふく子プロデューサーが渡鬼の打ち切りを公にしたのは、令和3年5月14日。

 

冒頭の部分で真っ先に脚本家の後任問題について英断を下されました。

脚本家が他界したり、何らかの事情で執筆の継続が出来なくなったりした場合、違う人が引き継ぐことがよくあるが、石井さんはその選択肢を選ばない。

「(脚本家の後任を立てるのは)橋田さんが嫌がっていたことですので。なにより、2人でつくり上げたドラマですから」

石井さんと橋田さんの間では次回作の構想も練られていたものの、これは白紙になる。結果的に2019年9月に放送されたスペシャル版が最終作に。これが橋田さんの遺作にもなった。

出典:独占告白!『渡る世間は鬼ばかり』プロデューサーが選んだ幕引き「もう終わりにします」(高堀 冬彦)@gendai_biz

2021年の渡鬼が白紙、すなわち渡鬼の打ち切りは致し方ない。

やはり、二大巨頭あっての渡鬼だから。

 

ただ、2019年の渡鬼が遺作というのは率直に寂しい限り。

橋田壽賀子先生としては、NHK『おしん』やTBS『99年の愛 ~JAPANESE AMERICANS~』といった大作を描き切りましたし、おそらく悔いはないのでしょうけど。

兎に角、盟友の御遺志を最大限に尊重された石井Pの英断に改めて敬意を表したいと思います。

記者会見に至らず

石井ふく子プロデューサーが国民的ホームドラマの渡鬼に終止符を打ったにもかかわらず。

記者会見が催されなかったことに大きな寂しさを痛感します。

 

渡鬼の記者会見と言えば、橋田先生と石井Pの二大巨頭によるそろい踏みが恒例となっていましたので。

橋田壽賀子さんと石井ふく子さんの渡鬼記者会見2018まとめ!
2018年8月吉日、TBS『橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり』3時間スペシャル2018の記者会見に!脚本家の橋田壽賀子先生と石井ふく子プロデューサーが登場されました!「二大巨頭」というか「二大巨匠」のお元気な様子を各紙がこぞって...

 

渡鬼の幕引きという重大ニュースともなれば。

本来であれば、記者会見を要望したいところですが。

石井Pの単独会見が催されたところで。

個人的には何だか辛くなりそうだし。

やはり、致し方ない。

 

TBS「ぴったんこカン・カン 追悼特別企画 ありがとう橋田壽賀子先生」

画像:TBS「ぴったんこカン・カン 追悼特別企画 ありがとう橋田壽賀子先生」

さりげなくカメラ目線でサービスしてくれる橋田先生。お茶目で好きだったなぁ。

本間ファミリーの幕引き

比較的、SNSの活用が著しい渡鬼ファミリーと言えば、藤田朋子さんと大谷玲凪さん。そんなお二人が、渡鬼の打ち切りについてTwitterなどを通じてコメントを寄せました。ここでは植草克秀さんも含めた本間ファミリーに注目しました。

 

渡鬼9-33 植草克秀 (5)

画像:TBS『橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり』第9シリーズ第33回

人を楽しませることに余念がなかった当時の京唄子さん。懐かしい。

長子の場合

思いっきり画像が加工されていて凄いことになってしまった石井ふく子P。それはされておき。

おそらく石井Pは、順位的に主演の泉ピン子さんに相談した上で、メインキャストの藤田さんにも連絡されているはず。やはり、橋田先生の御遺志を最大限に尊重しようとする石井Pの英断に従うのも当然の道理といったところでしょうか。

というわけで、長子とのお別れを宣言されたわけです。

日向子の場合

渡鬼の打ち切り、若手としては率直に痛い。

大谷さんは、子役のキャリアは申し分ないとしても、成人してからのキャリアを渡鬼でもっと積ませてあげたかったですね。すなわち、大人になった「大谷玲凪」というネームバリューを渡鬼でもっと上げておきたかったところ。

それでも昨今ではNHKドラマに出演するなど、多方面に活躍の場を広げようとされている様相。

がんばれ、渡鬼のスワン!

リスタートの英作

2021年に個人事務所を立ち上げて第二の人生をスタートさせた植草さん。

橋田先生を失ってしまった悲しみを何とか吹っ切ろうとされている様相にも。

令和3年に渡鬼の新作が放送されていたら、リスタートの大きな追い風になっていたに違いない。

これまでとは異なり、独立されたことで渡鬼の番宣にも登場しそうな予感がありましたし。

 

兎に角、他のドラマ出演に期待したいですね。

「悪あが記」を振り返る

石井ふく子プロデューサーが渡鬼の打ち切りを公にする約2週間前。令和3年4月29日、他の脚本家が継承する渡鬼の是非について、当サイトが記事として公開していました。

橋田壽賀子メモリアルとして考える渡鬼継承の是非
令和3年4月、あの橋田壽賀子先生がこの世を去って終われるという信じられない事態が起こってしまいました。このことは、橋田先生がライフワークとしてこしらえ続けてきたTBS『橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり』の終焉を意味するこ...

この記事を読んでいただいた方には察していただいたことと思いますが。

 

だけど、渡鬼は橋田壽賀子ドラマだから面白かったんだよね
やはり、他の脚本家が渡鬼を書くことには無理があるよね

このことを肝に銘じつつも。

渡鬼が終わってしまうのは寂しいから。

渡鬼ファミリーの活躍の場を守りたいという意味合いも込めて。

上の記事を悪あが記としてこしらえた次第。

何卒ご容赦ください。

 

それでも現代ビジネスの記事では、冒頭の部分で真っ先に脚本家の後任問題のことに触れていただいていたので。

多かれ少なかれ、渡鬼好きの率直な気持ちを悪あが記として唱えた意義があったのかなと勝手に思っています。

だって、渡鬼継承の是非について、当サイトは真っ向から対峙しましたから。

しんか

東海テレビ『その女、ジルバ』のような話題作で存在感を大いにアピールした中田喜子さん。1970年代から着実にクレジットを積み上げてこられているので、当然ながら強い。

中田さんのご活躍はほんの一例ですが、石井ふく子プロデューサーが渡鬼の打ち切りを表明したことで、渡鬼ファミリーの真価がますます問われる状況となってきました。

それは、ネームバリュー(クレジット)を維持する上でも渡鬼の出演は非常に大きく、それが打ち切りとなれば役者としては非常に痛いはずだからです。

しかしながら、約30年の間、レギュラー出演を続けた渡鬼ファミリーに関しては、着々と高齢化が進んでいるのも事実。

約30年の歴史がある渡鬼ですから。レギュラー出演者であれば、TBSチャンネルやparaviなどの再放送によって、ある程度の二次使用料が(年金のように)期待できるのかもしれません。実際のところ、契約内容についてはよくわかりませんが。

となれば、ネームバリューを確立している渡鬼ファミリーに関しては、役者以外の路線に目を向けていくことも必然の様相にも。

それでも出演オファーがあれば、しっかりと存在感をアピールするといった具合に。渡鬼出演者も働き方改革が着実に進んでいるのかもしれません。

それでもやっぱり。

令和の世でも存在感を大いに発揮して止まない渡鬼ファミリーの進化に期待したい。

そのためにも、石井Pには是非とも新たな連ドラシリーズのレールをこしらえていただければ。

有難いと思っています。