NHKおんな太閤記、第七回「上洛への道」気にならない道理がない台詞と語り

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

NHK大河ドラマ『おんな太閤記』第七回「上洛への道」の台詞と語り集です。

ネタバレ、御免!

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

第七回「上洛への道」の概要

NHKオンデマンドの場合

信長は念願の美濃を手に入れ、岐阜と改めます。秀吉はねねと岐阜へ移り、弟・小一郎に加えて、姉・ともの夫・弥助と妹・きいの夫・嘉助を家来にします。しかし、武士の生活が嫌いな母のなかは岐阜へは来ません。しばらくして、姉のともが長男・孫七郎(秀次)を産みます。ある日、将軍・足利義昭を美濃に迎えるための接待役に、ねねとまつに白羽の矢が立ちます。いよいよ、信長上洛(じょうらく)の日が近づいてきました。

大河ドラマ おんな太閤記(たいこうき) 第 7回 上洛への道 -NHKオンデマンド
信長は念願の美濃を手に入れ、岐阜と改めます。秀吉はねねと岐阜へ移り、弟・小一郎に加えて、姉・ともの夫・弥助と妹・きいの夫・嘉助を家来にします。しかし、武士の生活が嫌いな母のなかは岐阜へは来ません。しばらくして、姉のともが長男・孫七郎(秀次)を産みます。ある日、将軍・足利義昭を美濃に迎えるための接待役に、ねねとまつに白羽...

気にならない道理がない台詞と語り

登場人物の台詞と語りを網羅しました。

 

岐阜にお引越し

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

永禄十年八月。稲葉山井ノ口城を陥れ、念願の美濃を手中に収めた信長は、直ちに井ノ口を岐阜と改めて居城を小牧山から岐阜へ移した。また引っ越しである。(語り)

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

お引越しの情景。物語の主要キャストが織田家家臣の場合にありがち

少しは片付きましたか?(まつ)

今、荷が着きました。まあ、おまつ様は大変でございますなあ。(ねね)

この子がいては何もできませぬ。皆、人任せで。(まつ)

秀吉殿の姉上、とも様でございます(ねね)

前田利家様の御内室、おまつ様でございます(ねね)

お噂はよう。こちらでご一緒にお住まいでございますか?(まつ)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

どんなお噂だか(笑)

只今は、とも様の旦那様も御出陣中。しばらくあたくしどもで。(ねね)

ねねさに厄介になっております(とも)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ともの話し方、田舎っぺの様相にて(笑)

どうぞよろしくお願いいたします(まつ)

清州から小牧山、小牧から岐阜。信長様が御城を移される度に、女子(おなご)は忙しい思いをさせられますなあ。ここにもいつまで落ち着いていられますことやら。(まつ)

とものつわり

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

うっ(とも)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

第七回のとも、つわりの情景が一番の魅せ場だったかも

どうなされましたか?(ねね)

あ、しょ、暑気あたりじゃ。大事ない。気遣うてくださるな。(とも)

御疲れが出たのでしょう。あとは、わたくしどもで致します。お休みなされませ。(ねね)

すぐ、御床を延べましょう(あさ)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

おあさが布団を敷いてくれるみたい

ねね様。とも様は、ややがおできになったのではありませぬか?(まつ)

えっ?(ねね)

ねね様にはお分かりにならぬかもしれませぬが、わたしには覚えがございます(まつ)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

まつ!それは禁句レベル(笑)

では(ねね)

つわり。御案じなさることはありませぬ。(まつ)

まあ(ねね)

図星のやや

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

御姉様も苦労なさるのう。引越しを手伝うてくれるどころか、寝込まれてその面倒まで看なくてはならぬとは。中村で畑仕事をなされておればよいものを、侍になりたいなどと。秀吉殿も秀吉殿じゃ。身内をまわりに置きたいばっかりに。そのうち、きい様も中村から出てこられよう。みいんな、御姉様の御荷物じゃ。(やや)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ややの「みいんな」の言い方とか(笑)テンポがいい

やや!(ねね)

嘉助殿も、弥助殿も、秀吉殿の御家来衆じゃ。その家の者の御世話をするのは、おかかの役目。秀吉殿の、御身内だからしてるのではないわ。(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

秀吉の思う壺

赤の他人ならいっそ気も楽じゃろうが御姉様には小姑じゃ。これからが思いやられる。(やや)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

橋田先生から伏線が提供されました

つまらぬことを言わずにさっさとお帰り(ねね)

家に居ても弥兵衛殿が居られぬのではつまらぬわ(やや)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

クレジットタイトルに弥兵衛は居たけど。第七回の劇中に弥兵衛が見当たらなかったんですけど(笑)

信長様は美濃を手に入れられて無事大願成就なされたのにまあだ戦が終わらぬとはのう。尾張と美濃があればそれで天下の大大名ではないか。これ以上何が欲しゅうて(やや)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

読点を入れないことで、ややの早口を表現してみました(笑)

人に世話ばかりしておらずと御姉様も早うややを産んで世話をしてもらうようにおなりなされ(やや)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

妹からの妊娠プレッシャー

やや様。御姉様にあのようなことを。ねね様とて、お子のできぬのを気になされているのですから。(あさ)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ヒロインの気持ちに配慮しない登場人物が多い中で(笑)おあさの存在はある意味で、ねねにとっては貴重。

あたしは御姉様の人のいいのがもどかしいのじゃ。子のない女子(おなご)は身内にも軽う見られる。とも様に大きな顔などされては、御姉様が御可哀想じゃ。(やや)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ほんと、橋田先生は、ややに図星を言わせるよね

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ちなみに。結婚していなければ、さらに軽んじられるのが世の常

 

秀吉ファミリー、無事帰還

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

さあ(ねね)

病人ではない。どうぞ構うてくださるな。(とも)

大事な御身体です。少しでも召し上がってくだされ。(ねね)

おかかあ!戻ったぞ!(秀吉)

秀吉殿じゃ!(ねね)

ああ、ではうちの人も(とも)

おかか!(秀吉)

お帰りなさいま(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ねねの語尾が「ま」じゃない??

うん!(秀吉)

皆様御無事で?(ねね)

おめでとうございます(ねね)

弥兵衛殿は?(やや)

やや殿、早う帰って出迎えてやらねば弥兵衛殿ががっかりするぞ(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

やっぱり、この場にも弥兵衛はいなかった!第七回、登場した??

では御無事で?(やや)

ああ!(秀吉)

やや!まあ、しょうがない子(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

珍しく、少女のようなかわいらしい一面を披露した、やや。いつも本当に小憎らしいことしか言ってないからね(笑)

仲のええのはええことじゃ(秀吉)

お帰りなさいませ(あさ)

おお戻った(秀吉)

首尾は?(ねね)

おーう!信長様の御威光に刃向かう者はおらぬわ。たちまち、桑名の楠、高岡の両城を攻め落とした(笑)今夜は祝い酒じゃ、のう。(秀吉)

今夜は存分に飲めるぞ(小六)

あのう、ともは?(弥助)

きいも?(嘉助)

あ、まだ、中村に(ねね)

は(嘉助)

妊娠のとも、不妊のねね

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

(笑)どうじゃあ!今度の家は小牧山とは比べ物にならんじゃろうが、あ?(秀吉)

このような立派な家を頂戴して申し訳のうて(ねね)

斎藤の家でも相当な家臣の家であったらしいぞ。母衣衆にはなれなんだがのう、信長様はちゃんと儂の手柄を認めてくだされておるのよ。これなら皆も気持ちよう暮らしてもらえるのう。(秀吉)

ほー、てえしたもんだなあ。侍でもこのぐらいの家に住めるようになったらもう言うことはねえ。てえした出世よ(嘉助)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

第六回に比して、嘉助のキャラが幾分違っている様相にも。渡鬼とかでは極めてありがちだけどね(笑)

姉さ(秀吉)

と、とも!、ど、どうした?どこさ悪いのか?(弥助)

お帰りなさいま。ふせっておりましたので、お迎えにも出ませんで。(とも)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ともは語尾を「まし」って言わない傾向

いやいや、か、顔色がようない。さ、寝てた方がいい、な。(弥助)

ご案じなさいますな。すぐにようなられます。(ねね)

引越しで無理をしたのではないのか?世話になっておれば、人一倍気も遣うじゃろう。.かわいそうにのう。(弥助)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

っていうか、弥助自身、もっと口が過ぎないように気を遣った方がいいと思いますけど(笑)

ややがおできになったんじゃ(ねね)

少し、つわりがひどいだけのこと(ねね)

や、ややが?とも、本当か?(弥助)

間違いであるまいのう(秀吉)

来春の春には、とも様も母上になられます(ねね)

とも、でかした!でかしたぞ!(弥助)

御前様(とも)

姉さ、よかったのう!是非とも男の子をのう。立派な男の子をお願いしますぞ。さすれば儂にとっても初めての甥。心強い限りじゃ(笑、秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

この頃は甥っ子の存在が心強かったんだな。この頃は甥っ子の存在が疎ましくはなかったんだな。

体をいとうて、よい子を産んでくれ。やっとできた子じゃ。(弥助)

そうじゃそうじゃ。姉様御一人の御身体ではないぞ。生まれてくる子供は我ら一門の子じゃ。我ら一門の将来を担う立派な子じゃ!(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

豊臣一門の将来を担う立派な子だって認識していたわけでしょ。この頃は

実に目出度い。いやな、ねね殿に子供がのうて心配していたが、これでともさに男の子でも産まれたらもう安心じゃ。いざとなれば木下の家を継ぐこともできる。のう義兄様!(嘉助)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

そろいもそろって、ヒロインの気持ちに配慮せず(笑)

嘉助さ、馬鹿なこと言うものではない。とも姉さは八年目にやっとできたのじゃ。義姉様はまた七年。まだまだこれからではないか。今に立派な跡継ぎを御産みなされるわ。(小一郎)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

義姉をフォローしたつもりだったけど。これはこれで、ねねにとってはプレッシャー

よう言うてくれた。これは一番気張らねばのう(笑、秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ほんと、たった一人のおかかだと思って、しっかりと子作りに励まないとね

 

財布の紐は譲れない

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

うちはええのう。手足を伸ばして寝るのは久しぶりじゃ(秀吉)

お帰りなさいま(ねね)

うん(秀吉)

稲葉山攻めより、休む暇ない御出陣、さぞお疲れでございましょう(ねね)

おかかの顔が見たかった。一目散に帰ってきた(笑、秀吉)

あっそうじゃ。おかかに、言うておくことがあった。この度のう、御加増に預かった。五百貫文の禄を頂戴する侍大将じゃ。(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

また出世したみたいだね

今までは、殿の御家来衆をお預かりするだけで、儂が家来を持つ身分ではなかったが、これからは儂の部下として、殿より頂戴する禄で兵を養い、殿にお仕えせねばならん。(秀吉)

はい(ねね)

うん(秀吉)

小一郎、弥助嘉助、これらも儂の家臣じゃ。一切の暮らしを賄うてやらねばならん。(秀吉)

はい(ねね)

位は上がり、御加増になっても、内所は苦しいものと覚悟してもらわねばのう(秀吉)

はい。家のことはどのようなことがあっても切り詰めてまいります。(ねね)

うん。またそれだけの所帯じゃ。銭の出し入れを見てもらう者も要ろう。ま、小一郎に任せてもよいが、小一郎は儂の補佐をしてもらう役目がある。いつも戦に出ておっては無理じゃ。やはり一人抱えねばのう。それからのう、力仕事をしてくれる下男も。おかかを、何かと手助けしてくれる小女も、三、四人は置かねばのう。(秀吉)

まあそのようなこと。ちょうどおあささんが、身寄りがのうて手伝いに来てくれております。おあささんと私とで所帯向きのことは十分。それに、銭の出し入れのことは、今まで通り、私がいたします。そのために人を養うなど、まだまだ分に過ぎましょう。御前様の御勤めに、御入用な物があればどしどし御使いくださいま。その工面ならどんなことでもいたします。今までもそうしてきたではございませぬか。(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

お美代はどうした?あれから登場してないけど。

NHKおんな太閤記で大鹿次代さんが扮した足軽女房、お美代を見よ!

 

今までの所帯とは違うのじゃぞ(秀吉)

いかに御前様が出世なさろうと、おかかの務めは変わりません。またそれが務まらなければ、秀吉殿のおかかにはなれませぬわ。(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

子供をこしらえていないから、なおさら。奥のことで手腕を発揮することで存在感を出していくしかない様相にも。

(笑)大きな口をたたいたのう。途中で音を上げても知らんぞ。(秀吉)

わたしは、秀吉殿に見込まれておかかになったのじゃ。所帯向きのことで音を上げるような女子(おなご)ではありませぬわ。(ねね)

おっほっほっほ、言うたなあ(秀吉)

はあ、言いました(ねね)

(笑)こやつめ!こやつめ、言うたな、言うたな(秀吉)

御前様(笑、ねね)

かみ合わない義兄弟

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

眠れんのか?(小一郎)

いや。しかし、仲の良いことじゃのう義兄様たちは。きいはやはり、怒ってるかのう。(嘉助)

いや、中村へ帰ったのは、おっ母様のことが気がかりだったからじゃ(小一郎)

いや違うのう。きいに黙って侍になったのが気に入らぬのよ。元はと言えば、きいにも楽をさせてやりとうて義兄様にお仕えしたものを。のう、中村に居ては着物一枚買うてやれぬ。それがきいには分らんのじゃ。中村へ会いに行きとうても、いつ戦があるやもしれず。これでは顔も見られぬわ。(嘉助)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

秀吉って大きい屋敷を与えられたわけだよね。一人部屋は駄目なの??

 

姑のなかと同居したい

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

あーうまい(秀吉)

あたし、中村へ行ってまいります(ねね)

うん?(秀吉)

御義母様にここに来ていただきたいのじゃ。家も広うなった。とも様もおいでになる。孫がおできになったと聞いたら、きっと来てくださる。それに、御義母様が中村においでになったのでは、きい様も、中村から離れるわけにはいかぬ。嘉助殿が御気の毒じゃ。(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ねねも結構、不妊のことで充分、御気の毒様だけどね

(笑)おかかも物好きじゃのう。何も自ら、姑の苦労を買うて出ることもなかろうに、うん?(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

橋田先生の御指示には、ねねも逆らえない

わたくしばかり果報では、罰が当たります(ねね)

(笑)はあ、ええおかかじゃ。儂には過ぎたおかかじゃ。(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

それ、視聴者は何べんも聞いてるから。しつこい(笑)

 

人殺しの出世を認めない

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

あっ、義姉様!嘉助さに何かあったのか?(きい)

いいえ。嘉助殿も、弥助殿も、皆さん息災にしておられます。(ねね)

御久しゅうございます(ねね)

ほう、ねねさもとうとう供を連れて歩くような身分になったのかな(なか)

稲葉山での戦では、兄さは大層お手柄じゃったもの。これぐらいの出世は当たり前じゃ。(きい)

人を殺して出世して何が偉い!(なか)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

人の道理を説く役割は、なかの務め

 

不憫の子

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

えっ!とも姉さにややが!(きい)

秀吉殿も、とてもお喜びで(ねね)

もうできぬのかと諦めておったのに。よかったのう、おっ母さあ。初孫(ういまご)じゃ。(きい)

何がええのじゃ。侍になって子を産んで、どうする。御父が戦で死んでしもうたら、たちまち父(てて)なし子じゃ。(なか)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

「父なし子」も離婚問題の話題で、橋田先生がよく使いたがっていたよね

おっ母さ、縁起でもねえ!(きい)

儂はそういう思いをしてきたからこそ言うのじゃ。御前らの御父は、戦で受けた手傷がもとで死んでしもうた。きいはまだ儂の腹ん中じゃったが、年端も行かぬ子を三人連れて途方に暮れてのう。しかたのう、二度目の御父の所に行った。じゃがのう、その御父と藤吉郎の折り合いが悪うて、儂はどんなにつらい思いをしたか。藤吉郎が、儂や家を捨てて、侍になったのも、戦が御父を殺したからじゃ。ともの子じゃとて、いつそのような思いをするかもしれぬ。産まれてくるだけ、不憫よのう。(なか)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

NHKおんな太閤記の場合、とも、秀吉、小一郎、きいは、いずれも木下弥右衛門が実父説を採用

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

二度目の御父(竹阿弥)はどうした?

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ともの子に関しては、またしても橋田先生からの伏線が

おっ母さあ!(きい)

いつでも戻ってこい

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

弥助さとて、百姓しておれば、そんな危ない目に遭わんで済む。土にさえしがみついておれば、踏まれても蹴られても生きていけるのじゃ。それを藤吉郎につられて、侍になりたいなどと。戯け者が。(なか)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

百姓のメリットのみ、なかに語らせた橋田先生

というて、なってしまったものは仕方がないではないか。とも姉さにもややができたことじゃ。義姉様のおっしゃる通り、岐阜へ行って。おっ母さがそばにいれば、とも姉さも心強かろう。(きい)

秀吉殿も、小一郎殿も、安堵なさいますでしょう。きい殿とて、嘉助殿と一緒に暮らせましょう。(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

安堵なさいます

御前が嘉助さのそばにおりたいなら、さっさと岐阜に行くがよい。わしゃ何もここに居てくれと頼みはせん。(なか)

おっ母さ独り置いて、行ける道理がなかろうが(きい)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

道理がなかろうが

小牧は山城で、わたくしどもも仮住まいでございましたが、家も広く頂戴いたしました。御不自由はおかけいたしませぬ。岐阜は信長様が、美濃尾張を治める御城のある所。安心して、御住まいいただけると思います。(ねね)

ねねさの気持ちは有難いと思うておる。じゃが儂は一人になってもここにおる。いやおらねばならんのじゃ。藤吉郎にもしものことがあったらどうする。今は殿さまの覚えが目出度いというて大きな顔をしておるがのう、こんな世の中じゃもの、信長様とていつ、何時ほかの大名にやられるかもしれぬ。また、藤吉郎が疎んじられる時が来るやもしれぬ。その時行く所がのうては、藤吉郎だけではない、小一郎、とも、きいも生きてはいけぬ。儂が土を守って百姓さえしておれば、いつでもこの中村に戻ってこれるのじゃ。まず飢え死にすることはあるまい。(なか)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

有難いと思うておる

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

伏線というか、史実に則った信長のリスクを、なかが語る

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

やっぱり百姓のデメリットを、なかに語らせなかった橋田先生(笑)

御義母様(ねね)

うまくいかなんだらいつでも戻ってこい。儂は畑と一緒に、死ぬまで待っててやるわ。(なか)

おーお、たんと土産をもろうて。これはねねさの見立てか?(なか)

儂は良い嫁を持って、果報者じゃ(笑、なか)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

果報者じゃ

 

嘉助が一変!

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

さあ来い!(利家)

なんのお!(嘉助)

とおー!(嘉助)

はっ!(利家)

ほらほらほら!ほいほいほい!(笑、利家)

なんのなんの!(嘉助)

あっ!(嘉助)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

これって、せんだみつおさんのアドリブっぽいよね。こうした「せこい」ネタは橋田先生っぽくないので(笑)橋田壽賀子作品の演者にとって、この頃はまだ、いい時代だった様相にも。

おりゃ!(利家)

おー、嘉助さ!大丈夫か?(嘉助)

離せ!まだまだ!(嘉助)

あーっ!(嘉助)

えいっ!やあっ!(利家)

嘉助さ(弥助)

うっ!(嘉助)

大したものよ。嘉助殿はめっきり腕を上げられた(笑)お主や小一郎殿よりはるかにましじゃ(利家)

いやあ、利家殿ほどの、使い手に御指南いただければ上手うなるのは道理。かたじけのうございます。(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

第六回で魅せたような弱っちい嘉助の方が、個人的に美味だったけどね(笑)

どうじゃ、お主も一本(秀吉)

いやいや。儂は、ここで戦をいたします。人を斬るなど好みに合いませぬ。(笑、秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

「ここで」に加えて、頭を指さしたジェスチャーが腹立つ(笑)

ただいま戻りました(ねね)

おお(秀吉)

遅うなりまして(ねね)

まあまた御世話になってるんでございますか?申し訳ございません(ねね)

なに隣のよしみじゃ。嘉助殿の一念にほだされてのう(笑、利家)

中村へ母者を迎えに行かれたそうな。ようなされると、まつが褒めていた。(ねね)

はっ、き、きいは?(嘉助)

まだ、中村に(ねね)

平和になったら

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

やはり断ったか。ふん、しかも言い訳に事欠いてそのような屁理屈を(笑、秀吉)

おっ母様らしいのう(小一郎)

でも、御義母様は皆様のことを案じて。あのように深い御考えがあったとは。(ねね)

さすが秀吉殿の母者じゃ。見上げた御方よ。(利家)

信長様の御威光も知らいで。今に天下を獲るやもしれぬ信長様じゃ。ふん、夢にも万一のことなどあろうはずがないわ。(秀吉)

いや、人の定めは分からん。今日日の出の勢いの信長様とて、いつ何が起こるか。それが乱世というものじゃ。(利家)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

口が過ぎるとか、他の登場人物が誰も利家のことを諫めなかったね。結構、問題発言だったと思うけど。

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

なかの意見に利家を同調させた一幕。史実に基づいた橋田先生からの伏線がくどい(笑)

 

儂が見込んだ殿ですぞ。信じておればこそ、御勤めを励む張り合いもある。御勤めに励めば、信長様はちゃんと見ていてくださる。それが分らぬようなおっ母様なら、来てもらわんでもいい。ほっておけ。(秀吉)

ならば、きいも岐阜へは?(嘉助)

女房が恋しくばのう、侍になるのは諦めて、中村へ帰ればええ。(秀吉)

御前様!(ねね)

今におっ母様も折れる時が来る。戦国の世が終わって平和になったら、儂らと一緒に暮らす気持ちになろう。それまではてこでも動かんわ(小一郎)

いつ、そのような時が(ねね)

すぐじゃ。信長様はそれを果たされる御方よ。(秀吉)

秀次誕生

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

秀吉の言葉通り、信長は京へ上り天下に号令する日の来るのを虎視眈々と狙っていた。岐阜移城と同時に桑名を下したのを手始めに、翌十一年には、北伊勢八郡を手にした。近江の浅井長政には既にお市を嫁がせて姻戚関係にある。京への道は徐々に開かれつつあった。そこへ、信長にとっては願ってもない幸運が舞い込んできたのである。それは、足利義昭という男であった。そして同じ頃、ともは無事に男の子を産んでいた。孫七郎。後の関白、秀次である。(語り)

 

元気なお子じゃ。わたしの顔がわかるのかのう。(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

乳児だから、まだ見えてないと思うよ

(笑)ねねさは本当に子供が好きなような。ねねさんも早う、御自分の御子を抱けるようにおなりなされ。(とも)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

小姑からも妊娠プレッシャーが(笑)

あ、どなたの御子も同じじゃ。こうして手元で大きゅうなるとかわいい。情も移ります。うーん、ほんにいい子じゃ(笑、ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

これも史実に則った伏線かな。加藤清正、福島正則とかね

ふーん!(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

何が「ふーん!」だよ(笑)偉そうに

あっ、お帰りなさいませ(ねね)

うん(秀吉)

随分早いではないか。また出陣か?(とも)

(笑)おお、今日は機嫌がいいのう(秀吉)

乳はたっぷり飲んだか?あ?(笑、秀吉)

どれ、来るか?あ、来るか?これこれ。おっ、こやつ、儂が抱こうとすると顔を背けるのう(笑、秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

橋田先生、史実に基づいた伏線が細部にまで(笑)

女子(おなご)どもが寄ってたかって、甘やかすからではないのか?ああ?(秀吉)

まあ、そのようなことを言うて。まだ何もわからぬお子に、あれやこれや買うてくるのはどこのどなたでございましょう。(ねね)

なあ、この子は果報者じゃ。みんなにかわいがってもろうて。なあ、ねねさに御子ができるまでのことじゃろうが。(とも)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

果報アピールの末路が怖いよね

なんぞ御用で?(ねね)

うん、大事な用件じゃ(秀吉)

はい(ねね)

足利何とか様の接待役

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

おお、おかか。早う早う早う。明七月二十五日、美濃の立政寺(りゅうしょうじ)に、足利義昭様をお迎えする。(秀吉)

はい(ねね)

信長様には、御対面の御酒席を設けられる。その接待役を仰せつかった。(秀吉)

それは御苦労様にございます(ねね)

これこれ。何を寝ぼけておる。儂がやるのではないぞ。おかかにとの御命令じゃ。(秀吉)

はっ?あたくしが?(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

少女漫画の様相を呈した佐久間良子さんの瞳(笑)

うん(秀吉)

信長様には、御命運を左右するような大事な大事な御客人じゃ。粗相があってはただでは済まぬ。大役じゃぞ。(秀吉)

あの、その、足利何とか様とおっしゃる方は、どういう御方なのでございましょう?(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

足利何とか様

ほほっ、そんなことも知らんのか。将軍様じゃ。足利幕府の将軍、足利義昭様よ。(秀吉)

でも、そのような方がどうして岐阜へ。将軍様なら京においでなはず(.ねね)

ああ、まあこれにはいろいろ訳があってのう。いやそんなことはおかかが知らいでもいい。おかかは無事に、御勤めを果たしさえすればええのじゃ、のう。(秀吉)

でも、わたくしのような者が。御城には立派な御女中衆がおられましょうに。(ねね)

信長様の御裁量じゃ。おまつ殿とおかかに白羽の矢を立てられた。頼んだぞ。大事な大事な客人じゃということを忘れるな、うん?(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

義昭公の接待役に、まつとねねって(笑)これって、おそらく橋田先生の創作でしょ??よくわからないけど。兎に角、話が強引でしたね(笑)

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

田舎大名の配下のおかかが二人、登場したところで。本来、足利何とか様が御悦び遊ばされるとは、個人的には思えないんですけど。粗相リスクの方がむしろ大きいのでは?

 

義昭と御対面

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

織田弾正忠にございます(信長)

うむ、出迎え大儀、余が義昭じゃ(足利義昭)

 

織田家には大層な美女がおられるのう(義昭)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

まつとねねが大層な美女説を採用した橋田先生(笑)確かに、音無美紀子さんも、ヒロインの佐久間良子さんも綺麗だったけど。それは、あくまでも演者の話であって。

前田又左衛門利家、木下藤吉郎秀吉の妻女にございます。将軍家に御無礼があってはと、特に頼んで来てもろうております。(信長)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

配下のおかかに「特に頼んで」だって(笑)変な台詞

此れはしたり。織田家にその人ありと知られた猛将、知将の内室直々に接待をいただくとはな。いや恐れ入ってござる。(義昭)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

足利何とか様も喜んじゃってるし(笑)

信長殿の気の遣われよう、ただごとではございませぬなあ(明智光秀)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

光秀も違和感がないみたい(笑)社交辞令かな

(笑)いや、信長風情が天下の大将軍をお迎えできたのでござる。御心に添うよう、田舎大名が精一杯のもてなしにございます。(信長)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

確かに田舎大名らしいと言えば、それまでのこと

まこと信長殿は頼りになる御人よ(笑、義昭)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

まつとねねが接待役=頼りになる信長(笑)

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

何やら強引に言い聞かせられた点は渡鬼っぽいけどね(笑)

 

接待役を終えた、ねね

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

信長様にも、頭を下げられる御方がおありなのでしょうか(ねね)

腐っても鯛」と言うではありませぬか。あちこち逃げ回っておられても、将軍様は将軍様じゃ。(まつ)

 

殿も御満足の御様子であられた。信長様はなかなか大した御方じゃ。おかかとおまつ殿が接待に出れば、信長様がいかに客を重う見ておられるか、相手に知らせる手立てにもなる。つまらぬことのようじゃが、効き目をちゃんと御承知じゃ(笑、秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

まつとねねの接待役が妥当だったことを信じて止まない橋田先生(笑)

でも、あのような御方にどうして。将軍といえども、御供は、細川藤孝とか明智光秀とか申す方だけ。どことのう貧相で、信長様に取り入ろうとなすって、へつら笑ばかりなさってらっしゃる方のどこが偉うて。(ねね)

おかか、口が過ぎるぞ(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

秀吉、偉そうに

あっ(ねね)

義昭と癒着する意義

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

義昭様はのう、逆臣松永久秀の手にかかって果てられた、将軍義輝様の弟御。奈良に捕らわれの身であられたが、細川藤孝に助けられて、奈良を逃れ出て、自ら兄義輝様の跡を継いで、室町幕府を再興すると宣せられた御方じゃ。久しく、越前の朝倉義景のもとに身を寄せられていたが、朝倉は一向に京へ攻め上る気配を見せぬゆえ、業を煮やして、信長様の力を頼って美濃へ来られたのじゃ。信長様ならば、義昭様を助け京へ上り、室町幕府を再興してくれる御方と見込んだからじゃ。(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

秀吉の台詞を通して、義昭の昨今を説明した橋田先生

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

.語りで済ましたり。別の紹介ビデオを流して簡単に義昭のことを紹介することも考えられたけど。そういうことをしなかった分、やっぱり演者が長台詞の負担を強いられた一幕(笑)

では、京へ?(ねね)

信長様にとっては思いもかけぬ好機到来じゃ。京へ上り、天下統一を果たすは、信長様の御悲願。桶狭間以来の御苦労もその日のためじゃ。また義昭様を奉じて、幕府再興を旗印にすれば、京へ攻め上る、立派な大義名分も立つ。(秀吉)

でも、それほどまでにして、何故、京に上られなければなりませぬか。私には解せませぬ。(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

秀吉が講師、ねねが教え子の様相。演者の西田敏行さん、人に教えることができるくらい、かなり台詞の内容とか勉強されたはず。兎に角、西田さんって凄かったね。

天下統一を果たし、天下に号令を下すには、京へ上らねばならんのじゃ(秀吉)

美濃や尾張だけでは足りませぬか(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

たかだか、田舎大名の配下のおかかが、日の本の大きさとか、分かっているはずもなく。そういった、ねねの感覚をさりげなく橋田先生が伝えたかったのかな。

ああ、足らん、足らん(秀吉)

おあさ殿、水をくれんか(秀吉)

はい(あさ)

岐阜はのう、今、信長様の思し召し(おぼしめし)で、誰もが商いをしてもよいという楽市楽座が繁盛し、生き生きとした町になった。ああ。また、美濃尾張の中には関所がなくなり誰もが好きな所へ行かれる、のう。これも皆、信長様の御威光のおかげじゃ。今諸国で相争うている大名たちを信長様の御威光に従わせ、美濃尾張にとどまらず、美濃尾張と同じように日本中が平和になるためにものう。(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

長台詞の途中で、消え物を飲ませたよ!人によっては、一長一短ありそうだったね。飲んだ瞬間、忘却とか(笑)

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

秀吉の台詞を通して、丁寧に日本史のほんの一部を説明した橋田先生。その丁寧さが演者にとっては非常に厄介(笑)

信長様が、京へお上りになったら戦のない世の中になるのでございますか?(ねね)

おお、そうじゃ。将軍様とはそういう御力を、お持ちになっておられるのじゃ。(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ねねからの質問によって、覚えた台詞を想起するパターンも十分あるよね

今は落ちぶれられて、諸所を放浪しておられても、信長様が後ろ盾になり、力を御貸しあそばされたら、足利将軍や幕府の権威も再び戻る。(秀吉)

では、天下統一をなさるのは、あの義昭様とおっしゃる御方?(ねね)

いやあ、そうではない(笑)将軍とは名ばかり。実権を握られるのは、信長様じゃ。(秀吉)

それでは、幕府などのうても(ねね)

いや、そうはいかぬ。信長様がいかに力がおありになられても、信長様御一人では天下はついてこぬ。今は、義昭様の名をお借りするのが一番の早道なのじゃ。(秀吉)

(笑)分からずば分からずでもええ。おかかは黙って、うちを守るのが務め。それだけ心がけておれば足りる、のう。(秀吉)

おお、わしはのう、明日殿の御供をして近江の浅井様の所へ行く。旅の支度を頼むぞ、のう。(秀吉)

あ、あ、あのお。あ、お市様が御輿入れあそばした小谷でございますか?(ねね)

ああそうじゃ(秀吉)

どのような御用向きで(ねね)

うん。いちいち聞くな!(秀吉)

申し訳ございませぬ。女子(おなご)のあたくしが、口出しすべきことではございませなんだ。(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ねねにとっては非常にまずいね。いちいち聞けなくなれば、秀吉がやりたい放題になるのは手に取るように明らか。

おかか。おかかにものう、今に分かる時が来る。戦国の世が終わり、日本中に戦がのうなった時、信長様や儂のしたことが願うていたことが分かるようになる、のう。(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ちょっとした歴史教室、終了(笑)

 

茶々との出会い

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

上洛に先立ち、信長は浅井長政を訪れた。妹婿に協力を要請するためである。お市が小牧から輿入れして四年目。お市のそばには愛らしいお茶々が無心に遊んでいた。(語り)

この子が茶々。猿見てみい。お市によう似て愛らしい子ではないか(笑、信長)

なかなか御利発そうな、しっかりした姫君でございますな(秀吉)

うん。猿も負けずと早う子を作れ(笑、信長)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

信長からも子作りプレッシャー(笑)

市、この山城の暮らしは寂しかろう。岐阜は賑おうておるぞ。たまには帰っておじゃれ。心も晴れよう。(信長)

岐阜へ帰ろうとは思いませぬ。この山城でも、長政殿は大事にしてくださいます。さみしゅうはございません。茶々もでき、来年の春にはまた、ややこが産まれます。(お市)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ねねに比して

そうか!いやそれはますますめでたい!それで、お市と長政殿の絆も一層強うなろうというものじゃ。(信長)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

このことが、織田家にとってよいのかどうか

はい。よい殿、よい子に恵まれまして、市は幸せでございます。兄上、どうかわたくしのことはご案じくださいますな。(お市)

市。そなたは立派に、浅井家の人間になってくれた。じゃがのう、信長の妹であることには変わりはない。それを忘れるな。(信長)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

映像上は、見つめあう信長とお市の間で、兄妹の戦が火花を散らせましたね

茶々、いけませぬ(お市)

なかなかきかぬ子よのう(笑、信長)

茶々、後の淀殿である。数奇な縁に結ばれる秀吉と茶々とのこれが初めての出会いであった。(語り)

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

映像上も、茶々が秀吉になついていた様相にも(笑)西田敏行さんって、子役に好かれそうな面相してるから。

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

結局、長政は登場せず(笑)もったいつけるなあ。そういえば、桶狭間の戦の後、信長が家康と同盟を結んだ時も、家康の後ろ姿が映っただけで面相は明らかにされなかったし。まあ制作上、いろいろと事情はあるにせよ。ちょっと変かな(笑)

 

子供さえ産まれたら

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

どうなされました?皆様お待ちかねでございます。御前様がいらっしゃらなければ、お酒も召し上がれないではございませぬか。(ねね)

御疲れでございますか?小谷から戻られても、何の御話もしてくださいませぬな。お市様は、御機嫌よういらせられましたか?(ねね)

おかか。女子(おなご)の幸せとは、不思議なものじゃのう。人質同然に浅井へ行かれたお市様じゃ。何もない小谷の山城で、どのようにつらい思いをなされていたかと気がかりじゃった。それがどうじゃ(笑)長政殿とも仲睦まじゅう、お茶々様をもうけられて、ますます美しゅうなられて。お茶々様を抱かれたお市様は、幸せを絵に描いたような晴れ晴れとした御顔じゃった。安堵した。お市様が御幸せであれば、織田家と浅井家は安泰。近江が離反する心配もない。信長様の上洛も楽になる。目出度いことじゃ(笑)さあ、いよいよ京じゃ。出陣の前祝いに皆と賑やかに一杯やるか(笑、秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

秀吉って、お市に会うとブルースが流れるよね(笑)

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

晴れ晴れとした御顔だったお市に比して、ねねは

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ここでも、史実に則った織田家と浅井家に関する伏線が

おかか(秀吉)

はい(ねね)

おかかは、幸せか?(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

それは愚問だろ(笑)本人の前で、のう

はい(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

あとは子が授かれば、のう

大事にせねばのう。儂にはたった一人のおかかじゃ。お市様に負けぬよう、幸せにするぞ、のう(秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

秀吉の言っていることが戯言にしか聞こえない(笑)

 

ねねには秀吉の寂しさがよく分かった。秀吉の心にぽっかりあいているむなしさを埋めてあげられるのは、私しかないとしみじみ思っていた。子供さえ産まれたら。ねねはつらかった。(語り)

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

それが、ほかの女で埋めてしまうのが秀吉の女癖の悪さだったりと。あっ、口が過ぎました(笑)

 

京の御役目

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

この信長の情景は使い回しやすいかもね

義昭を迎えて一か月足らず。戦備を整えた信長は、美濃、尾張、伊勢、三河、遠江、五か国の兵六万を率いて上洛の途につき、怒涛の勢いで南近江を席巻。九月二十六日入京。義昭を正式に十五代将軍の位につけ天下に覇を唱えた。戦国大名が理想とした上洛の大業は、信長の手で成し遂げられたのである。(語り)

京からなんぞ便りがあったか?信長様が天下を獲られたと大騒ぎじゃが、弥兵衛殿はいつ帰られるのかのう。(やや)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ややの口を通して弥兵衛の話題は出るんだけど。やっぱり、第七回で弥兵衛の姿を見かけないんですけど(笑)

京へ上られても、大和とか摂津とか、まだまだ戦は続くそうな(ねね)

信長様が上洛なされたら戦は終わりかと思っていたのに(やや)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

確かに短絡的に考えてしまうのは無理もない。ややに関しても、日の本全体が見えていないので。

義姉様!(小一郎)

ま、小一郎殿!(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

小一郎のファッションが何となく新選組に類似(笑)ちょんまげがなかったら、昭和時代のツッパリみたいだし(笑)

弥兵衛殿はいつ帰られる?(やや)

弥助殿は達者でおられるのか?(とも)

ああ。じゃが、弥助殿も弥兵衛殿も当分は京暮らしじゃ。京の町や義昭様をお守りするのが兄者の役目。義昭様の館も造らねばならん。することは山ほどある。いつ帰れるか。(小一郎)

それではうちの人も(とも)

ああ。小六殿も嘉助さも兄者とともに残る。儂もじゃ。(小一郎)

秀吉殿の与力になったばっかりに。また貧乏くじじゃ。(やや)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

やや、いつの日か秀吉に首をはねられそう(笑)

やや!(ねね)

京の女子(おなご)は美しいと聞いた。大丈夫かのう?(やや)

いやいや、そのような懸念は無用じゃ。信長様がきつう戒めておられる。先頃も兵の一人が、通りがかりの娘をからかったのを見られて、即 座に斬って捨てられた。(小一郎)

まあ(ねね)

見せしめのためじゃ。京の人々に不安や恐れを抱かせぬよう監督するのもまた、儂らの務めじゃ。(小一郎)

それでは、秀吉殿も今日の女子(おなご)に取り巻かれながら手も足も出ぬのう(笑、やや)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

いや、それが彼の場合は

信長様が天下をお取り遊ばしたら、秀吉殿もこのうちでゆっくりなされると思っておったのに。はあ、御苦労のことよのう。(ねね)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

確かに、ややの言う通り。ねねは人がよすぎるかも

 

細川藤孝、秀吉を一蹴!

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

当時の角野卓造さん(笑)

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

秀吉、烏帽子デビュー

 

今般、将軍家二条館の御造営につきまして、義昭様に直々奏上したき儀がござります。御目通りのほど、お取り計らい願います。(秀吉)

秀吉殿が直に将軍家とお会いになると申されるか?(細川藤孝)

はあ。諸事遺漏無きようにと信長様よりの御達しにござります。(秀吉)

(笑)貴殿、義昭公を何と心得ておられる。義昭公は天下の将軍家におわすぞ。そうたやすう御目通りの叶う御方ではないのじゃ。(藤孝)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

夫に比して、おかかのねねに関しては。たやすく御目通りが叶った様相だけど(笑)橋田先生の気分にもよるのかな。

しかしわたくしめは、二条館並びに京の守護職を仰せつかっております者。(秀吉)

(笑)よいよい。貴殿がそう肩肘張ることはないわ。京の守護職なら、将軍家に長くお仕えしてきた明智光秀殿がおられる。光秀殿は大宮人の心ばえもよう御存じなら、禁裏のことも心得ておられる。また、茶の湯、歌の道、有職故実全般に渡っても造詣が深い。もちろん、義昭公の御信頼も厚い。京のことは、光秀殿に任せておかれればよいのじゃ。御役目、御苦労じゃった。(藤孝)

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

当時の角野卓造さんが橋田先生から長台詞を頂戴した次第

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

何かと劇中用語が混ざっているから台詞を覚えるのが容易でなさそう

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

与えられた情景で、表情豊かにパフォーマンスを披露した当時の角野卓造さん

 

夕げの支度ができたと言うております(嘉助)

うん(秀吉)

お運びくだされ(嘉助)

義兄様(嘉助)

あ?(秀吉)

お出かけか?(嘉助)

うん(秀吉)

また女子(おなご)か。少しは御役目のことも。(嘉助)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

墨汁で髭を描くと、おなご目当てのサイン

儂などのう、京では何の役にも立たぬ田舎侍よ。明智光秀とかいう、義昭の腰巾着が大きな顔してのさばっておれば事は足りるそうな(笑、秀吉)

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

腰巾着(笑)

 

ねね、御気の毒様

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

皆様無事に、御勤めに励んでおられるそうな(ねね)

私は字が読めぬが、藤吉郎は随分と文字が上手うなったように見える(とも)

京では堅苦しいことばかりで気苦労が多いと書いておられます。勝手の分らぬことが多いのでございましょう。文字も習っておられるとか。大変な御勤めで御気の毒なことじゃ。(ねね)

 

後々、十何人もの側室を持つ秀吉の浮気はこの頃から始まったらしい。ねねの夢にも思わぬことであった。(語り)

 

雪の小面ちゃん
雪の小面ちゃん

ねね、御気の毒様

 

一方、信長は将軍義明の指令と称して諸国の有力大名に呼びかけ、全国平定に協力させようと努めた。が、信長の京における覇権は義昭によって覆されようとしていた。天下統一は誠に遠く険しい道であった。(語り)

 

画像:NHK『おんな太閤記』第七回「上洛への道」

 

再放送当日、渡隅ツイート抜粋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

週刊おんな太閤記随想、第七回「上洛への道」

第七回「上洛への道」について、渡隅版のまとめ記事

週刊おんな太閤記随想、第七回「上洛への道」の巻
2022年5月15日にBSプレミアム・BS4Kで再放送されたNHK大河ドラマ『おんな太閤記』第七回「上洛への道」を視聴しない道理がないわけです。というわけで、橋田壽賀子脚本故に、登場人物と演者の情景、気にならない道理がない台...

 

「気にならない道理がない台詞と語り」綴り

「気にならない道理がない台詞と語り」の各回まとめ記事

NHK大河ドラマ『おんな太閤記』気にならない道理がない台詞と語り
2022年4月からNHK BSプレミアム・BS4Kで再放送がスタートした橋田壽賀子作品の大河ドラマ『おんな太閤記』について。当サイトでこしらえた各回の「気にならない道理がない台詞」を当ページに綴っています。 NHK...