渡鬼テーマ曲の羽田健太郎さんが「超時空要塞マクロス」でもレジェンドだった!時代を先駆けた「ドッグ・ファイター」です

「渡る世間は鬼ばかり」のあのテーマ曲と言えば「ハネケン」の愛称で今も親しまれる羽田健太郎さん。しかし、ハネケンさんが生前に残した偉業は渡鬼だけではありません。有名なところでは「西部警察PART-II」のあの渋い曲とか。またアニメの世界でも多くの作曲を手がけています。特に、渡隅の中で印象に強いのは「超時空要塞マクロス」。

以下、ハネケンさんが作曲した「ドッグ・ファイター」など、マクロスに関する想い出などをご紹介します。

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「超時空要塞マクロス」とは?

1980年代にTBSで放送されていたロボットアニメ「超時空要塞マクロス」。当時は「機動戦士ガンダム」の映画が大ヒットした後でした。この2つのアニメ、渡隅は大好きで、テレビの再放送から映画から何度もみましたね。

「超時空要塞マクロス」に移住した地球人が異星人と戦うロボットアニメですが。80年代アイドル全盛時代で、マクロスの中にアイドル「リン・ミンメイ」が誕生したり。アイドルのミンメイが、マクロスを守る軍の兵士「一条輝」と恋に落ちたりと。それに上官で年上の「早瀬未沙」が加わる三角関係が物語のメインになっていくわけです。

 

マクロスは、当時としては多くの斬新なアイデアが詰め込まれていました。

ロボットに変形する戦艦「マクロス」で人類が生活していた!

物語の舞台は、マクロスという戦艦の中が中心。普段は戦艦のような形をしていますが、ゼントラーディ軍が攻めてきたときなどは、スクランブル態勢でロボットに変形します。「ロボットの中に居住する人類」という奇想天外なアニメだったりします。

住民の立場からすれば、スクランブル態勢でマクロスの変形途中が一番おそろしいかも。それにわざわざロボット型に変形すれば標的になりやすいというリスクがあったりと。弁慶状態になるわけですから。アイデアとしてはかなり斬新で面白いですけど。

可変戦闘機「バルキリー」のガウォークが斬新すぎる!

ゼントラーディ軍のような異星人と戦うために、マクロスの中にも軍があったりと。

軍が扱うバルキリーという可変戦闘機も魅力の1つ。

バルキリーは臨機応変に形を変えることができます。飛行機型の「ファイター」、飛行機とロボットの中間の「ガウォーク」、そしてロボット型の「バトロイド」。この中で、ガウォークという変形を生み出したのは、やはり当時の画期的なアイデア。

特に、登場人物の中で一条輝の先輩で上官の「ロイ・フォッカー」が搭乗していたバルキリーが格好良かったですね。ロイ・フォッカーの声って「キン肉マン」とか「北斗の拳」で有名な神谷明さん。

戦場の歌姫!アイドル「リン・ミンメイ」誕生

当時は80年代前半でアイドル全盛期。リアルに松本伊代さん、早見優さん、石川秀美さん、堀ちえみさんとかがアイドルで活躍していた時代。

マクロス内でも市民の中からアイドルが誕生するわけです。君の名は「リン・ミンメイ」。80年代のアイドルが見事にアニメで表現されています。ある意味で、リアルなアイドル以上にアイドルすぎたミンメイ。今見てもやっぱりかわいいですよ。

特筆すべき点は、やるかやられるかの戦争という「命の現場」でアイドルが歌うこと。映画「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」のラストシーンあたりは、ある意味で最大の見せ場。「アイドルが人類を救う」という壮大なテーマに仕上がっているわけです。

バーチャルアイドルの走りだった飯島真理さん

リン・ミンメイの声優を担当したのは「飯島真理」さん。当時としては声優さんがバーチャルアイドルになりきって歌うという離れ業を展開しました。ミンメイの声もかわいかったですし、歌もアイドルしてましたね。

今では当たり前となった声優アイドル、その原点はマクロスにあるのかもしれません。

 

 

キスに驚愕?文化がないゼントラーディ軍

渡る世間において、当たり前のように「文化」があるわけです。もし文化が無くて戦闘しか知らない異星人がいたら?その異星人がゼントラーディ軍なわけです。

ゼントラーディ軍の人たちは、地球人の「キス」やリン・ミンメイの歌などに強い衝撃を受けます。文化の存在がゼントラーディ軍のアイデンティティを壊して、最終的に戦争の終結につながっていくわけです。

異星人であっても美しい

一条輝の配下パイロットのマックスは、ゼントラーディ軍の女兵士ミリアと激しい死闘を繰り広げます。そして、マックスはミリアを見て「美しい」と思わずつぶやくわけです。ちなみに、当時の二人の体格差は、人と怪獣くらいの差があります(笑)結局、文化を受け入れたミリアは、体を地球人サイズにしてマックスと結婚、子どもまで作ってしまいます。

マックスの一言が異星人を女にしたわけです。

ハネケンさんってどんな人?

羽田健太郎さんは、ピアニストとして、また映画・ドラマ・アニメなどの音楽を手がけた作曲家としてご活躍されていました。

2017年はハネケンさんの没後10年ということで、「羽田健太郎 THE BEST~10th memorial~」というアルバムが新たに発売されています。

 

ハネケンさんが多才な音楽家であったこと、そして幅広い分野でご活躍なさっていた功績がわかるアルバムです。

ちなみに、このアルバムにもマクロスで有名な「ドッグ・ファイター」が収録されています。

その他、ハネケンさんについて、詳しくは下のページなどでご確認ください。

 

羽田健太郎 - Wikipedia

マクロスとハネケン with 渡隅

「超時空要塞マクロス」の中で、羽田健太郎さんは多くの作曲を手がけています。その中でも特に印象的な楽曲をご紹介します。

バーチャルアイドルのデビュー曲「私の彼はパイロット」

当時、子どもであった渡隅、親の指示で日曜日は少年野球をやっていましたが。練習から帰る途中に、親からもらったお駄賃で当時好きだった「マウンテンデュー」を自販機で購入。当時は消費税なしで100円でした。そして、家に戻った午後2時にTBSでマクロスをみていたわけです。

私の彼はパイロット」を歌うリン・ミンメイのようなお姉さんにあこがれて。パイロットになりたいと思ったものです。そして「恋人がアイドルだったら?」を妄想するわけですよ(笑)曲名に遊び心がつまりすぎですね。

「ザ・アイドル」って感じの曲まで作ってしまうハネケンさんって、本当に器用な作曲家だったんですね。

オーケストラとギター演奏が光る「ドッグ・ファイター」

渡隅が初めてオーケストラの演奏を格好いいと思った「ドッグ・ファイター」。

出だしのインパクトが何とも強いこと。そしてギター演奏につながるわけですが。このギターもまた妙に哀愁が漂っていて格好いいんです。ドッグ・ファイターが流れるのはバルキリーの戦闘中が多いのですが、ものすごくアニメが冴えわたります。

機動戦士ガンダム」もそうでしたが、大ヒットするアニメは劇中の音楽も良かったりするわけですね。

「超時空要塞マクロス」アルバムのご紹介

 

 

 

 

まとめ

知る人ぞ知る!「超時空要塞マクロス」の音楽家としても有名な羽田健太郎さん。

ハネケンさんの偉業は、渡鬼やマクロスなどの作曲家として、今後もレジェンドとして語り継がれていくわけです。